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《第169回通常国会を終えて》 国会の会期末はいつも清々粛々とはいかないものだが、今国会の終わりは特に後味のよくないものとなった。国会運営をめぐる与野党の駆け引きは私達国会の中にいる者にとっても、国会運営に直接携わる一部の人々を除いては分かりにくいものだが、今国会の終盤はまさにその最たるものだった。その主たる原因が、参議院における与野党逆転と衆院での与党の2/3の議席にあるならば、この状況は一日も早く解消すべきだ。先の参院選での民意を受け、遅くともサミット後には総選挙を期待したい。年金、医療制度、ガソリン高騰と物価高、莫大な財政赤字等、課題は山積している。 《逆転のメリット》 もっとも与野党、衆参ねじれの国会運営で悪いことばかりではない。これまで対決法案といえば、野党の抵抗むなしく衆参の委員会を無修正で通過するのが常だったが、逆転という新たな状況の中で、初めは滞っていた法案審議も与党が次第に野党の意見を受け入れ、法案の修正協議に応じ、あるいは野党提出法案も審議されるようになった。こうして民主党の法案、政策に与党が歩み寄り成立した法案14本、民主党の主張を踏まえた修正が行われ可決した政府提出法案が8本もある。 かつて、ヨーロッパ議会を見学した時、議会というオープンな場で、与野党議員が法案を審議し、その場で修正する場面に出会い、うらやましく思ったものである。日本では官僚が法案を作り、与党の部会で練り上げ、総務会で了承されれば、その後国会の場で野党がどんなに良い修正案を出しても与党は聞く耳もたず、委員会審議は野党のガス抜きの場でしかなかった。そのむなしさが今回の逆転で、一部ではあっても解消されつつあることは、国会のあり方として好ましいことである。次の選挙で我々民主党が与党になったとしても、野党の良い意見を取り入れつつ、柔軟に対応する与党でありたいものである。 《私の今期の政治活動報告》 そうした中、私自身の政治活動は選んだテーマ、所属した委員会のおかげで、充実したものとなった。つまり、環境とか、海外支援といった国境を越えた課題であり、G8サミットの議長国 日本の成功を与野党共に願うものだった。特に超党派の議員連盟がその足場となったが、地球環境、貧困、人口、食料高騰など、多くの課題で党の部会や議員連盟の会合に出席し、また、国際会議にも出かけた。 3月には国連大学で開催された食の安全シンポジウムと、千葉幕張で開催されたグレンイーグルスG20閣僚級対話、4月にはマレーシアでの人口と開発に関するアジア国会議員代表者会議、5月には神戸で開催されたG8環境大臣会議へGLOBE(地球環境国際議員連盟)メンバーとして参加。更に地球憲章委員として、NYの会議へ。5月末にはGEA(地球環境行動会議)主催の水俣での公害問題をテーマにアジアの国々の政府やNGOとの対話。 そして、6月に入ると大津での地球憲章をテーマにしたミュージカルと地球環境シンポジウムに出演。 これから月末にかけては、G8に向けてのGLOBEの国際総会と環境会議が続く。ほとんどの週末がそうした会議で埋まってしまう。それ以外にも貧困 環境問題に対処するための資金メカニズムを考える超党派議連の結成に参画。今後とも地球規模の環境問題を中心に日本の存在感を高め、世界に向けて発信していくテーマに積極的に取り組んでいきたい。 |